2010年ごろ、知人に一般企業への就職等、進路に悩む音大生がいました。また、新卒採用の際、何人かの音大生を面接したこともあります。音大、特にピアノ専攻の学生は、在学期間、懸命に勉学(=練習)に励んでいる割に、一般企業の新卒採用において敬遠されがちだからです。この理由について、以前、ブログにこのように書きました。
どうして敬遠されるのでしょうか? まず、一般企業には音大出身者がほとんどいないため、音大生が何を勉強しているのか? 普段何をしているのか? どういう人種なのか? そもそも音大とはどういうところなのか? が、まったくイメージできないのです。冗談のようですが、一般企業の会社員にとって、音大生のイメージは、『のだめカンタービレ』のキャラクターなのです。だって、「のだめ」以外、音大を知る機会が本当にないのですから。企業の採用担当は「わからない人を採用する=リスク」と捉えがちです。この状況は、今なお変わっていないと思います。 私自身は社会に出て以来、転職を4回し、新卒・中途採用の面接も多く経験しています。その体験から一般企業への就職を目指す音大生に向けて、「ビジネスマン視点のアドバイス」を10回に分けて書いてみました。

「音大生への就職アドバイス(全10回)」再掲載

音大生への就職アドバイス【10】No.1になりポジションを可視化する

音大生への就職アドバイス【9】努力は夢中に勝てないんです

音大生への就職アドバイス【8】プロとアマに境界線なし?

音大生への就職アドバイス【7】ハングリーで、おバカでいよう

音大生への就職アドバイス【6】苦手は克服しなくてよい

音大生への就職アドバイス【5】ウサギの視線、カメの視線
