羽生善治氏が語る、子供の頃に始めるメリット
子供の頃に将棋を始めるメリットについて、棋士・羽生善治氏がこんな言葉で語っています。
小さい時に始めていれば 戻ってやり直したいと思った時に選択肢が広がる http://bit.ly/hleQSH #shogi
— 羽生善治の思考 (@habu_yoshiharu) 2011, 2月 28
確かに。
私、小学生の頃はピアノが嫌で嫌で仕方がなかったのです(「男のクセにピアノをやっている」というクラスメートの陰口が嫌だったのです)。それでも、どんなに嫌だった思い出であってもピアノに触れていた経験がなければ、中学生になって本格的にやろうとは思わなかったかな。
それに、40歳をすぎて「戻ってやり直したい」と思ったとき、一から取り組むのとでは確かに選択肢の幅が違っていた。
アマチュアの場合、子どもの頃からピアノを始めても、大人になってピアノを始めても、高い視座から眺めると、本質的に大きな違いはないと思います。
大人のピアノはコンテンツ(演奏そのもの)よりも、コンテキスト(何が語られるのか)が大切ですから。
ただ、手の運動能力、音を聞き分ける耳、リズム感における、「やれることの選択肢」は広がりますね。でも、それは相対的なメリットであって、絶対的なものではないと、私は思っています。
ディスカッション
コメント一覧
仰ることは良くわかります、しかし、一方では、やはり子供の頃からきちんと続けていたら・・という思いもあります。
私も子供の頃、無理矢理やらされていたピアノが嫌でした。友達は外で缶けりや野球をして遊んでいるのに何で自分だけ・・・と。しかし、中学でピアノを再開した時、親に向かって「何であのときに強引にピアノを続けさせてくれなかったんだ」と無茶なことを言って随分と顰蹙を買いました。
なんと!scriabinmaniaさんも、同類でしたか。小学校で嫌々、中学で再開というのは同世代の男性の共通体験だったりして。
ただ、「子どもの頃からきちんと続けていたら」というのは、今、言っても仕方がないことですし。ずっと続けていあたら、ピアノも辞めていた可能性だってあるのでは、と思ったりします。