金子勝子ピアノ教室、2010年発表会レポート(前編)
12月26日(日)、カワイ表参道「パウゼ」で行われた金子勝子ピアノ教室の発表会「飛翔コンサート」の報告です。
昨年まで正午スタートだったのが、今年は11時スタート。これまでの小学生→中学・高校生→大学生→社会人→指導者→ゲストというプログラム構成が若干変更になり、小学生→中学生→高校・大学・社会人・指導者→マスタークラス→ゲストという流れになった。
マスタークラスの部は、コンクールで高い実績を持つ門下生が出演(名前の知られた生徒たちです)。マスタークラスの出演者が一人20分程度。恒例、門下出身のプロピアニストのゲスト演奏が、中澤真麻さんと今西泰彦さんで、今西さんはシューマンの「謝肉祭」を全曲演奏。途中15分程度の休憩を挟みつつも、朝11時から夕方6時まで7時間ぶっ通し、例年にも増して長大な発表会となった。
朝10時30分から集合写真撮影があるので、私は朝10時少し前に会場に到着。この日の服装は、紺のジャケットに紺の綿パンツ、紫のギンガムチェックのシャツ。平日、会社で着ている普段着だ。平常心でいるには、やっぱり普段着が一番。通勤スタイルで出かけたので、少々髪の毛にワックスをつけると、ステージ衣装はほんの5分ほどで出来上がり。一方、女性の出演者は撮影向けにドレスをまとって、撮影終了後、いったんヨソ行きの服装に着替えて、また出番の前にドレスに着替え直すので大変だ。
ホールに入ると、小・中学生が一人持ち時間5分で、最後のリハーサルを行っていた。私は、今年で三度目の発表会。5月の紀尾井ホールでの演奏会もあったので、生徒のお母さんやお父さんともずいぶんと知り合いが増えて、「どもども」「お久しぶりです」と挨拶をして歩いた。また、今日も「もしかして、うさぎさんですか? ブログ読んでます!」と、お母さんからお声がけいただき、ちゃんと更新をしなければと決意を新たにした。
10時30分から集合写真の撮影。いつもながら、社会人・指導者組はセンターを譲り合ってなかなかひな壇に並ばない。「女性が真ん中!」と背中を押しつつ、私は一番後ろの一番端の指定席をしっかりキープした。
集合写真撮影の後は、12時までぽっかり時間が空く。12時からは地下一階のスタジオで練習時間なので、指導者の井上好美さんとちょっと早めのランチに出かけた。井上さんは、今年のPTNAコンペ、グランミューズA2部門で見事優勝されたピアノの先生。発表会では毎回トリを務め、門下の赤組キャプテン、和田アキ子さん「あの鐘を鳴らすのはあなた」!的な存在だ(とっても物静かで落ち着いた女性ですよ)。指の故障のことやら、ピアノの防音のことやら、いろいろ貴重な話を聞かせてもらった。
正午から、地下のスタジオで一時間みっちり下準備。昨年までは各自30分だったが、今年は一時間練習ができる。とてもありがたい。指のメトードから始めてじっくり指慣らしができた。
2時に2階のホールに戻ると、ちょうど中学生の生徒が、ショパンのスケルツォ第2番を熱演中。今回は3人の中学生がスケルツォを弾いている。そのほか、小・中学生はショパンの名曲がズラリ。みんな、年明けにあるショパンコンクール in ASIA対策で弾いている子が多いのだろう。ただ、今年はアニバーサリーイヤーだったので、私はショパン、ショパン、ショパンと並ぶのはちょっと食傷気味ではある。
2時すぎに楽屋に向かう。昨年に比べると、ずいぶんと緊張が少なくなった。なんせ昨年は、バッハのトッカータ、最後のフーガの暗譜落ちが怖かったけど、今年は、弾きなれたモーツァルトなので気が楽だ。
前の高校生が演奏する、楽しいショパンのロンドを聴きつつ、出番を待った。
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