これが、男子のシンフォニア第一番だ!

2015年8月15日

 
昨夜のリハーサルレッスン、私の前の順番は小学4年生の小熊先輩だった。小熊先輩は、バッハのシンフォニアの第一番と、ハイドンのソナタ、日本の現代曲を演奏した。男のコらしいクリアな音色がホールに響いていた。

演奏終了後、シンフォニアの第一番について“男子のアドバイス”をした。こんな感じ。

この曲は、三機の戦闘機の飛行シーンなんだよ。
ハ長調は、雲ひとつない青空。
三機の戦闘機が順々に滑走路から飛び立っていく。
主唱、上がっていく音階は、戦闘機が滑走路から飛び立つ様子で。
上空で白い飛行機雲が、
大きく絡みあって三声の楽譜を描いているイメージ。
転調は、戦闘機がお腹を見せたりして、水平飛行とは違う動きに見立てる。
17小節目、最高峰のCに向けて機影が豆粒のように消え、
その後、三機の戦闘機がゆっくり旋回しながら降りてきて、
最後のカデンツできれいに着陸。
アクロバットの飛行演技が終わる感じ。
とにかく、三つの飛行機雲で青空に大きく描画する感じがいいと思う。

こういうの、女の子には伝わらないだろうな‥‥。


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