グールドのピアノ版マイスタージンガー前奏曲
グレン・グールドが演奏したワーグナー楽劇のピアノ編曲版は、大好きなアルバムの一つ。中でも、楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第一幕への前奏曲は、骨組みのみをくっきり表した「設計図」のようなアレンジで、特にお気に入り。
この曲を解説しながら、演奏しているグールドの動画を発見。彼、饒舌でとっても楽しそう。CDで聴くと、後半、三つのライトモティーフが交わる部分を超絶技巧で演奏しているので、ぜひ見てみたかったのだが、この動画は途中で終わっており、ちょっと残念。ところで、この隣でニコニコ聴いている男性って誰なんでしょう? そばでこんな演奏が聴けて、うらやましすぎです。
下は、ジュゼッペ・シノーポリ指揮、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団。1998年、サントリーホールでの演奏。なかなかの名演です。ちなみに、私のマイベストは1980年代に、カール・ベーム&ウィーンフィルが来日した際にアンコールで演奏されたライブ盤。演奏は若干粗いけど、後半に向けてノリノリに盛り上がり、祝祭にふさわしい演奏なのです。‥‥実は、私、隠れワグネリアン、ふふふ。
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