グールドのバッハ「トッカータ集」が届く
アマゾンからグレン・グールドのバッハ「トッカータ集」2枚が届いた。もともと、2枚組の「トッカータ集」だった。最近、“紙ジャケット仕様”で2枚が別々にばら売りされている。2枚組の「トッカータ集」も売られていたけど、ばら売りを2枚買った方が値段が安かった。プラスティックケースじゃない分、リーズナブルなのだろうか‥‥。
アンドラーシュ・シフやタチアナ・ニコライエワ演奏のCDがあれば買いたかったのだが、トッカータ集は、フランス組曲やパルティータに比べると、本当に録音が少ない。いろいろ悩んだ末、グールドの演奏にした。私、年を取るごとに、どうもグールドのクセのある演奏が苦手になってます。紅茶でいうとアールグレー。たまに飲むのはいいけど、毎日飲むのはキツい味わいです。
早速、封を空けて聴いてみた。平均律クラヴィーアやフランス組曲に比べると、クセのない演奏に聴こえる。いや、「トッカータ」という曲の性格上、多少エキセントリックな演奏の方が自然に聴こえるのかもしれない。7曲中、ト短調のBWV 915が、これぞグールド!という硬質な躍動感にあふれてます。
それでも、休みの日に、バッハのトッカータばかり7曲続けてグールドで聴くのはしんどいっす。休日のアフタヌーンティーに、アールグレーの紅茶を二度も三度もおかわりするような感じです。
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