シューマン「トッカータ Op.7」by S.リヒテル
最近、演奏動画の解説、ご無沙汰しておりました。というのも、以前の動画紹介のページ、YouTube側で削除されたのがたくさんあって、ちょっと落ち込んでいたのです。演奏動画の解説って、自分が楽しむ「索引作り」と思って更新していたのですね。なんだ、元の動画が削除されたら、索引にならないよ、と。ま、コンテンツをYouTubeに依存しているので仕方がないです。
さて、今日は、スヴャトスラフ・リヒテルの演奏で、シューマンのトッカータ Op.7 ハ長調です。この曲、ダヴィッド同盟舞曲集 Op.7と謝肉祭 Op.9に挟まれてるので、どうしても影が薄くなりがち。ハイテンション、躁状態で最後までぶっちぎる無窮動の曲。この曲作ったとき、シューマン、精神的に絶好調だったのでは。なんだか、気分が勝ってしまって、「おい、ちっと落ち着いて、作った曲を見直してみたら」とアドバイスしたくなります。
しかし、どんちゃん騒ぎのような曲なのに、リヒテルが演奏すると重心が定まって浮ついた感じにならないのは、さすが巨匠。ボリス・ベレゾフスキーの演奏で聴いてみたいな。
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