モーツァルト「ピアノソナタK.457」/V.Chaimovich
リトアニア出身のピアニスト、Vadim Chaimovichによるモーツァルトのピアノソナタ 第14番 K.V.457 ハ短調。「日本人はモーツァルトの短調の曲が好き」なんて話を聞いたことがありますが、私もそのくちです。好きなピアノ曲って、イ短調のソナタ、ロ短調のアダージオ、ニ短調のピアノ協奏曲‥‥本当に短調ばっかりだ。このソナタ、最初に幻想曲 K.V.457 ハ短調を前奏曲のようにして、第一楽章最初のアルペジオのテーマになだれ込むのがカッコいいですね。ま、この曲はポピュラーなので説明はこのへんで。
ところで、東欧・ロシアのピアニストの演奏をYouTubeで見てると、「弘法、筆を選ばず」というか、状態の悪いピアノでも平気で弾いておられます。この動画でみるピアノも、状態は今ひとつみたい。以前、ショパンコンクールに入賞したポーランドのピアニストが、家にまともなグランドピアノがなくて、入賞金でピアノを買いたい、みたいなこと言っているのをテレビで見たことがあります。日本は田舎のホールでも、本当にいいピアノがありますからね(ちゃんと弾かれているかはともかく)。日本でピアノを学習できるということ自体、特に音大生は恵まれているのだろうな、と思います。
【第1楽章】
【第2楽章】
【第3楽章】
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