実技レッスンの前に「ガイダンスレッスン」を受けたい

「レッスンは、曲ができあがってから見ていただくもの」というのが一般常識です。私は「完成していないのに、先生に見てもらうのは失礼」と、子どもの頃、教えられました。

ただ、一週間に一度レッスンを受けている子どもの生徒ならともかく、月に一度程度の大人の場合、初回のレッスンで「根本的に練習方法が間違っていた」と気づくことがありませんか?

私、この経験、結構あるのです。自力で何とか学習して師匠に見ていただいても、「ああ、それダメよ。こういう練習をしないと」と指摘いただくことしばしば。その度に、「ひと月もの間、とても効率の悪い練習をしていたな」とため息が。村上春樹流にいうと「やれやれ」です。

なので、「レッスンは曲ができあがってから、見ていただくもの」という常識は、取っ払った方がよいのでは?と、最近思っています。そして、新曲に取り掛かる際は、先に実技はやらない「ガイダンスレッスン」を行うべきじゃないかと。

下の流れが私の改善案。

  1. 新曲をアナリーゼ(自習)
  2. 注意すべき箇所、練習・攻略法をガイダンス(レッスン)
  3. 練習にとりかかる(自習)
  4. 実際に弾いて見ていただく(レッスン)

とはいえ、30分から1時間ガイダンスばかりというのもお互いネタがなくなります。

なので、60分間の場合、45分間は「実技レッスン」、15分間は次の曲の「ガイダンスレッスン」にするのはどうでしょう?

一曲をモノにするPDCA、その回転速度がきっと上がるはず。

PDCAサイクル
PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。


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