2か月ぶりのレッスン、ソステヌートペダルの陥穽
前回のレッスンは7月末、PTNAのコンクールの地方本選前だったので、ほぼ2か月ぶり。「お久しぶり」と師匠。
私の場合、新しい曲を準備するのに2か月はかかるので、夏のコンクールを終えて、次の曲の譜読みを始めると、どうしても秋になってしまう。2か月あった割には、楽譜2ページの小品「ハイドンの名によるメヌエット」しか用意できなかった‥‥。
今日のレッスンは2曲。
クープラン/クラヴサン曲集 第13組曲より「葦」(使用楽譜)
ラヴェル/ハイドンの名によるメヌエット (使用楽譜)
「葦」は、春に一度、レッスンいただいたが、何だか先祖がえりというか、最初のレベルに戻ってしまった印象。右手のメロディはフレーズが細切れになっているので、大きく捉えるために片手ずつ、ゆっくりやり直す。左手はベースのラインがくっきりと出ていないので、こちらも一泊目の音を擬似ダンパーペダルのように響かせながら、片手ですべてやり直し。
この曲は、最初、右手の装飾音を外して弾くとメロディラインが生きる。その上で装飾音をつけると、うまく弾けるようになる。60分のレッスン中、「葦」で40分ほど消化してしまった。
「ハイドンの名によるメヌエット」は、ペダリングで根本的な問題を発見。「この曲は、ソステヌートペダルを効果的に使うといいわよ」と師匠。
「え、ソステヌートペダルですか!?」
あ、ベース音、どうやってこれ弾けばいいんだろう?と思っていた箇所、確かにソステヌートペダルを使うと解決する。しかし、しかしですね、家のアップライトピアノにソステヌートペダルってないのですが‥‥。
「そこ、左足でソステヌートペダルを踏みながら、右足でダンパーペダルね」。
え!なんと! まことに恥ずかしながら、ソステヌートペダルって右足で踏むものと思っておりました。なんせ、まともに使ったことがなかったもので‥‥。
その後、右手のメヌエットっぽいリズムの取り方を教えていただいたが、右足と左足に意識がいってしまい、何が何だか、ワケが分からなくなってしまいました。
この曲、手は技術的にそれほど難しくはないのですが、足がホント難しい。ペダリングがきちっとできないと、ラヴェルらしい響きが出せないということが判明。
とにかく、ペダリングを抜本的に考え直さないと。
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Youtube を見ていると、左右の足が忙しく動いているピアニストがいるのですが、このソステヌートペダルを駆使していたからだったのですね! このペダル、私も試してみたいです。