一日だけ夏休み、秩父へドライブ
相変わらず仕事は満潮状態なのですが、一日くらい夏休みを取得しないと、会社の労務上よろしくないので、今日はお休みしました。
実は、中学生の息子がここ一年不登校ぎみで、どうせ学校に行かないならと、昼前、無理矢理クルマに乗せて、半日、私のドライブに付き合わせました。
取り合えず関越自動車道を北へ、赤城山にするか、伊香保温泉に行くか、長瀞方面にしようかなんて考えながら、思いつきで花園インターチェンジを下りて秩父方面へ。
秩父の山の中にクルマを停めて、数時間プラプラ山歩きをしました。久しぶりに、森の中で緑のにおいをかいで、私はいい気分転換になりましたが、残念ながら息子はつまらなさそうでした。
山歩きの後は秩父神社へ。
本殿正面に、「子育ての虎」という彫り物があります。母親にじゃれる三匹の子供の虎が描かれているのですが、母親は虎ではなく豹なのです。狩野派は虎の群れの中に、必ず一匹の豹を描く決まりがあり、豹として描かれたとか。
ここの下に「親の心得」というのが書かれていました。
赤子には肌を離すな。
幼児には手を離すな。
子供には目を離すな。
若者には心を離すな。
こういう彫刻や格言を、男の親子同士で見るのは、どうしても照れが入ってしまいます。
「神社の独特の空気がどうも苦手だ」とかブツクサ言う息子に、「キーンとした空気がいいんだ」とか、軽く言い合いながら帰路につきました。
決して「ワクワク楽しい!」という一日ではありませんでしたが、こういう出来事って、意外に大人になってから覚えているのでは?‥‥ってことを期待。