1973年製ピアノの調律を終えたが、問題は山積
今日、午後に調律師が来て、昨日届いた1973年製のカワイアップライトピアノを調律してもらった。
ちょうど子供が野球で出払っていたので、静かなリビングに響く調律の音に、とても幸せな気分になった。
とはいえ、製造されてから38年目のオンボロピアノ。調律を終えて、いろいろな課題が浮かび上がった。前回は2009年末に調律してもらったが、その時は、大阪の実家にあったため、立ち会えなかった。
まず、フェルトの多くが虫食い状態。鍵盤を弾くと、小さくキスキス音がするのはこれが原因だろうか。
ダンパー、ハンマー共に見事に黄土色に変色。ハンマーは、三本の弦のラインがくっきりとついてしまっている。表面を削れば何とかなるだろうか?
銅線も酸化して、指先で触れると表面に黒い粉末のようなサビが。
うーん‥‥。
調律師いわく、「パーツを2~3週間預かって、工場でメンテナンスするだけで、全体の70%くらいはよくなりますよ」と。だいたい10万円くらい。パーツ全交換のオーバーホールなら40数万円。
せっかく、実家から持ってきたのだから、多少お金をかけてもいいピアノに蘇らせたい。それに、子供の頃からずっと気になっていた、重めの鍵盤のタッチも修正できるそうだし。
とはいえ、直近で3週間もの間、ピアノが弾けないのも困ったもの。12月の発表会の後、1月初旬にメンテナンスに出そうかな。