さよなら、昭和時代の楽譜たちよ

昭和時代の楽譜

来月初旬に新居に引っ越しをするので、そろそろ持ち物の処分と整理を始めています。ま、モノにも思い出が詰まっておりますが、新居に連れて行くのは、本当に必要なモノのみにしないとキリがありません。

で、今日は、山ほどある楽譜を整理しました。楽譜は、雑誌と違ってコンテンツが劣化するものではないので、なかなか捨てがたいものがあります。そのくせ、練習曲以外は、一冊買って、その中に一曲か二曲しか弾かなかったり。

取り急ぎ、重複している曲、例えば全音ピースのショパン「ノクターン op.9-2」「別れの曲」と、全音の「ショパン ノクターン全集」「練習曲集」の場合、ピースの方を処分しました。

あと、どう考えてももう弾くことはない子ども向けの楽曲集。「土人の踊り」なんか入っていて、子どもの頃の思い出深い楽譜ではあるのですが、引っ越しを機に処分。

1980年代前半のNHKの教本「ピアノのおけいこ」「ピアノとともに」は、徳丸聡子氏、舘野泉氏監修の貴重な「史料」も目をつぶって処分。1983年の舘野泉氏の「ピアノとともに」は、セリム・パルムグレンとエルッキ・メラルティンといったフィンランド現代音楽によるレッスンで、当時としては斬新な番組でした。

「子どもの頃よりも今の方が、きっといいピアノを弾いている」、現在進行形の自分がいるからでしょうか。ピアノについては、あまり感傷にふけることはないみたい。


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