切なくて、愛おしい東京の夜景
先週、六本木ヒルズで打ち合わせがあり、ちょっと時間が空いたので、久しぶりに展望台に上ってみた。
ちょうど薄暮の時間。あいにくの雨。夜景を見るにはあまりいいコンディションではなかったけれど、薄いブルーのベールに覆われた街に、ポツポツと明かりが灯る様子は、はかなげで美しかった。
華麗なる摩天楼の輝きよりも、日本人は、こんな微妙な光の移ろいに美しさを感じるのでは？ フェデリコ・モンポウの「ひそやかな音楽」が似合いそうな、切なくて、愛おしい雨の夜景だった。
40歳でクラシックピアノを再開した大人のピアノ好きのブログです。昼間は会社員で、帰宅後、防音室でピアノを弾いています。日々の練習日誌、レッスン記録、アマチュア向けコンクールの参加報告等を掲載。演奏会の感想、楽譜・音楽書の話題も。