映画『阪急電車 片道15分の奇跡』を観た

2016年7月31日

最近、テレビを視る時間より、映画や演劇を観る時間の方がはるかに長い。だって、テレビは本当にくだらない番組ばかりだから(NHKのぞく)。

今日は、映画『阪急電車 片道15分の奇跡』を観に行った。以下、TOHOのホームページより映画の紹介。

宝塚~西宮北口間を約15分で走る、えんじ色の車体にレトロな内装の、阪急今津線。
その電車に、さまざまな「愛」に悩み、やりきれない気持ちを抱えながら、偶然乗り合わせただけの乗客たちがいた。
後輩に婚約者を寝取られたOL。
彼氏のDVに悩む女子大生。
息子夫婦との関係がぎくしゃくしている老婦人。
セレブ気取りの奥様たちとの付き合いに疲弊する平凡な主婦。
おしゃれな大学になかなか馴染めない地方出身の男女。
年上の会社員と付き合いながら憧れの大学を諦めきれない女子高生。
電車内という限られた空間で、それぞれの人生がほんのちょっと重なり合い、影響し合い、そして離れていく―――。

キャストは中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、南果歩ほか。

先週金曜に見た『八日目の蝉』が素晴らしすぎたので、この映画、インパクト不足は否めなかった。私鉄沿線住民の日常のできごとが二時間弱、淡々とつづられる、ほんわか映画だから仕方がない。

キャストの中では、曲がったことが嫌いな老婦人を演じた宮本信子さんがキラリと光っていた。こういう品格ある老婦人って、今のニッポンに必要だよな。あと、中谷美紀ちゃんの駅のホームに立つドレス姿も、凛として絵になっていた。


ストーリーはともかく、阪急電車が懐かしかった。私は中学~大学まで阪急沿線の関西大学に通学し、映画の舞台となる関西学院にも関関戦でしばしば訪れた。子ども会のハイキングは仁川~甲山だった。就職してからも、阪急電車で京都~大阪~神戸間も毎日のように行き来していた。

電車の流線型のような座席の肘掛も、ツヤツヤする緑のシートも、独特のにおいも、色鮮やかに蘇る。

もう一度、関西に住むなら、阪急沿線がいいな。


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雑記映画

Posted by 鍵盤うさぎ