タチアナ・ニコライエワのラフマニノフ「楽興の時」Op.16-4
バッハ弾きとして知られるタチアナ・ニコライエワ。ラフマニノフの楽興の時 op.16-4の演奏を発見。私が中学生の頃には、すでに枯淡のお婆さんという印象が強かったので、彼女がラフマニノフを弾いている姿ってどうも想像できない。
Op.16-4、この曲は、テクニックに耳がいきがちだけど、こぶしのきいたテーマの歌わせ方が印象的だ。吐き捨てるような第一主題と、語りかけるような第二主題が好対照。
下は、彼女の弟子のニコライ・ルガンスキーの演奏。F1ドライバーのようなスピード感はあるけど、師匠に比べると何やら味わい不足。