映画『GANTZ perfect answer』、初日に観た感想
映画『GANTZ』の完結編、公開初日の昨日、高校生になったばかりの息子と観に行った。息子は原作のマンガにはまっている。確かに、秀逸なハードボイルドコミックだ。
映画の一作目は、嵐の二宮くんと新マツケン=松山ケンイチ主演による、アイドル映画の側面が強かった。ただ、同じ時期に観に行った『トロン・レガシー』があまりにひどかったので、一作目はなかなか楽しめた。
一作目にいろんな謎がかけられていて、今回、その謎解きを期待した。だけど、観終わってみると何やら疑問ばかり残って消化不良の感が否めない。そもそも原作はまだ終了していないし。
ただ、地下鉄の中の壮絶なバトルシーンは見応えがあった。お尻の下が汗をかきそうな緊張感だった。あと、川井憲次による音楽が素晴らしい。これぞ、サウンドトラック! 音楽だけのために観に行ってもいいです。
公開初日、土曜の夜ということで、カップルも目立ったが、二宮くん目的、嵐ファンの女子高校生が目立っていた。ぺちゃくちゃ、うるさいのなんの。「これ、やばくねー」「やばいよ」「やば」‥‥キミら、語彙は“やばい”系しかないのかっ! 今の女子高生にとって「やばい」というのは、肯定的な褒め言葉であることを学んだ夜だった。
で、映画を観終わって、照明が明るくなると、みんなハンカチで顔をぬぐいながら泣いてやがんの。おいおい、なんで、この程度の映画で泣けるんだっ!
帰りの駐車場への通路を歩きながら、「なんで、この映画で泣けのか、わけわからん」とつぶやいたら、息子いわく、「オンナにはオンナの価値観があるんだよ」と。
仔うさぎも大人になったねー。