1/30 「真冬の音楽会」レポート(前編)
ちょいと遅れましたが、1月30日(日)に参加した、ピアノの先生三人とのジョイントリサイタル「真冬の音楽会」のレポートです。場所は、代々木上原の素敵な小ホール「ムジカーザ」。以前からこのホールで弾いてみたかったんだ。
午前中は、主催者・もなつさんのピアノ教室の発表会。「真冬の音楽会」午後14時開演。とりあえず、正午すぎには到着しようと思って、早めに家を出た。代々木上原には三度ほど仕事で来たことがあるけど、地理にうとい。
駅を降りて、長い長い高架下の工事中の通路をずんずんと突き抜けたはいいが、いったい代々木上原の駅とはどこまでを指すのか、地図を見てもよくわからない。出口を出て、もっと東の方だと思い、代々木八幡方面で数百メートル歩いてしまった。途中で間違いに気づいて、代々木上原駅までいったん退却。駅周辺を歩いてみると、ムジカーザへの看板を発見。なんだ、通路を突き抜けてすぐ山手だったのか。
坂道の上から、発表会の親子らしき人々が下りてくるので、ここだ!と確信。ムジカーザはコンクリート打ちっぱなしの、なかなかモダンな建物だった。
あらかじめ「13時まで発表会をやっているので、地下の控え室のアップライトピアノで自由に練習していてくださいね」というメールをもらっていた。早速、地下の控え室に下りると、もなつさんクローンのような男子が飛び出してきた。息子さんだとひと目でわかった。今日は、ご主人、お母さん、息子さんと一家総出で来ているようだ。うらやましい‥‥。
控え室で荷物を整理していると、「発表会が早めに終わったので、ホールでぜひ練習してください」と、もなつさんが現れる。14時までたっぶり一時間半ある。早速、一階のホールに上がってリハーサル開始。
ムジカーザは、100席ほどの小ぶりなホールだが、室内楽をやるにはちょうどいい大きさ。スタインウェイのB-211の鍵盤に触れると、ちょうどいい感じに音がホールを回った。このホール、好きになりそう。
なお、スタインウェイの他にも、ベーゼンドルファー Model 200があるらしい。ぜひ、弾き比べてみたいものだ。
今回は全曲、譜面を見て弾くため、もなつさんに譜めくりを頼んだ。私のプログラムは下記。
クープラン/クラヴサン曲集 第13組曲より「ゆりの花ひらく」
J.S.バッハ/トッカータ ホ短調 BWV914
モーツァルト/ピアノソナタ ト長調 K.V.283 第1・2楽章
ショパン/三つの新練習曲より 第1番 ヘ短調
もともとショパンは弾くつもりじゃなかったけど、ホールの響きが気に入ったので、どうしても弾きたくなってしまった。急遽、一曲追加した。
リハーサルをしていると、本日の共演者、ちゃむさんとよしえさんが登場。リハーサルを13時ちょうどに終え、お二人とも初めてなのでご挨拶をする。ペコリ。
その後、ちょっと時間が空いたので、代々木駅前のサンマルクカフェでランチを軽く食べに行った。
サンドイッチとコーヒーのランチを終えると、いったん地下の控え室に帰って、弱音ペダルを踏んで指のメトードをやった。そうこうするうちに、本番5分前。楽譜三冊を抱えて一階のホールの扉を開けるとすでに満席のお客様が。ピアノ教室の生徒さんのご父兄が、多数ご来場されているみたい。
いざ! 本番へ。