発表会前の“特打ち”レッスンをやってもらった

2015年8月19日

夜8時から営業部門の忘年会。夜9時10分に中途退席してレッスンに向かった。

先週のホールレッスンの出来があまりに悲惨だったので、師匠に無理を言って発表会前にもう一回レッスンを入れていただいた。ただ、師匠も夜10時まで連日レッスンが埋まっているので、夜10時スタートということに。夜遅くにありがたいやら、申し訳ないやら‥‥。

クープランの「ゆりの花ひらく」。

右手はしっかりしているけど、左手のベースのラインが単調。ラインをもう少し意識するようにと。右手は自然に歌っているので、左手のベースを歌う気分で弾いて、ちょうどいい具合みたい。また、全体に起伏を付けて構成していたが、平板な部分もあった方がいいと。私は、安川加寿子氏編集の楽譜を使っている。楽譜どおりに弾くと、常に山あり谷ありになっていた。平野を入れることで、山の部分、谷の部分が生きてくる気がした。後は本番で、くだらないミスタッチをしないようにしたい。

モーツァルトのソナタ ト長調 K.V.283。

第一楽章、先週のホールレッスンのときより随分よくなったと師匠。左手のアルベルティバスを指の腹で弾き、とにかくセーブするよう練習した。あと、打鍵した後の瞬間の脱力。ここがちゃんとできないと、モーツァルト特有の羽毛のような響きが出せない。雨にぬれた羽毛のようにピチャっとした音になりがち。ピアニシモで柔らかく音が抜けるようにするのも、何度も師匠の指の動きを真似ながら指導を受ける。

最近、とみに思うことは、ホールで聴いた際、ピアニシモが美しく響く人が、グレードの高い人ってこと。ここはグランドピアノじゃないと、なかなかマスターできない‥‥。

第二楽章。テンポを揺れないようにすること。これ、モーツァルトのソナタ第二楽章の基本。この楽章もアルベルティバスが続くので単調になりがち、フォルテの箇所とピアノの箇所のカラーを完全に分けることで、メリハリをつけるようにする。あと、フレーズの最後の音の「抜き方」、ここも注意をしないと。

夜11時にレッスン終了。雨の中をトボトボ帰った。


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