麗しの竹内まりや、武道館ライブ報告
先週金曜、竹内まりや姉さん10年ぶりのライブに出かけた。私にとっては2010年の最後を彩るエンターテインメント。
まりや姉さんを初めて知ったのは、中学一年の頃。シングル「SEPTEMBER」がヒットした時期で、憧れの知的な女子大生って印象だった(一報、憧れのアクティブ女子大生は杏里姉さん)。雑誌『FM Fan』の切り抜き写真を下敷きに入れていた時期もあったっけ。全アルバムを購入して聴き込んだユーミンほどに熱烈なファンではないけど、主要なナンバーはカラオケで歌える。一度聴いただけで思わず口ずさめる素直なメロディーと、奇をてらわないコード進行が、中高年に愛される理由だろうな。
武道館にこの前出かけたのは9月下旬。仕事で出かけたAKB48のじゃんけん大会だった(爆)。同じホールイベントでも、AKB48と竹内まりやではこうも雰囲気が違うものか。ライブ途中に「20代の方、拍手してください。30代の方。40代の方」なんて観客とのやり取りがあり、拍手の大きさでは40代と50代が多かった。シートに座ってしっかり聴き込む大人のコンサートだった
曲は、ベストアルバム『Expressions 』 に収録されている曲が多かった。私のドライブのお供をすることが多い、大好きなアルバムだ。「家に帰ろう」に始まり、「毎日がスペシャル」「告白」とおなじみのナンバーが続いた。中でも、思わず身を乗り出してしまったのが「元気を出して」と「駅」。10年間のブランクを感じさせない熱唱だった。生「駅」を聴けただけで2010年は大満足だ。
それから、バックバンドが豪華キャスト。ギターが山下達郎に佐橋佳幸、ピアノが難波弘之、サックスが土岐英史‥‥全員ソロでピンで立てるミュージシャンがバランスあるアンサンブルで、まりや姉さんをもり立てていた。難波弘之さんのピアノ、初めて生で聴いたが、まさに日本のキース・エマーソンだわ。素晴らしかった。
あとね、まりや姉さん今年55歳、26歳の娘さんがいるとは思えない麗しさ。奇跡の美しさだ。