「雨だれ」といえばショパンより太田裕美だな
雨の朝は出勤が憂鬱なものです。
ところで、雨のピアノの曲といえば「雨だれのプレリュード」がポピュラーですが、私は太田裕美さんのデビュー曲「雨だれ」を思い出します。
松本隆の作詞、筒見京平の作曲、1970年代のゴールデンコンビによる名曲です。
昭和の少女ワールド全開!の歌詞が好き。
さびしがりや同士、片寄せあって、つたえあうのよ、弾む恋の芽生え。
そういや、私が小学生のとき、最初に習ったピアノの先生宅には「小さな恋のものがたり」が全巻揃っていました。毎週、レッスンの待ち時間は暇なんで、いつの間にやら何度も全巻読み返すはめに。
で、「小さな恋のものがたり」って、基本は漫画なんだけど、何ページか毎に小さなポエムが添えられているじゃないですか。あれ、読んでいて恥ずかしくなるほど、甘くロマンティックなテイストなのですが、私、結構嫌いじゃなかったんです。
あなたの歩く道ばたの、私は小さな花になりたい。
毎日毎日あなたの足音を楽しみに、いっしょうけんめい咲いていたい。
なんてね。あは。
そういえば、主人公のチッチは、確か紫陽花が好きだったのだ。だから、梅雨の季節になると「小さな恋のものがたり」と太田裕美の「雨だれ」を連想するのかも。