「過程の発表」の場としての演奏会

演奏会前夜です。

前日が休みだとよかったのですが、仕事はカレンダー通り。しかも、今日は夏のボーナス査定というウルトラ重い会議があり、予定二時間のところ、五時間弱かかってしまい、疲労困憊でした。

結局、家に帰ったのが夜11時すぎ。夜食を食べて、お風呂に入って、洗い物をして、シャツにアイロンをかけて、明日の荷造りをしたら、この時間になってしまった。

前にこんなことつぶやきました。「システム開発もレパートリー作りも、仕上げの10%に全工程の90%の労力がかかる」と。

明日演奏するトッカータ、最後の3パーセントのバグつぶりにここ数か月力をかけたものの、正直、つぶしきれていない気がします。ここがブルーと焦りの原因でした。

だけど、今日、帰りの電車の中でこう思ったんです。

明日は、鍵盤うさぎのピアノの「オープンβ版」リリースなのだと。

三年前、ピアノを再開した年の夏、友人を呼んで小さな「発表会」をやったんですね。で、タイトルを「発表会 Closed β」と名づけました。「ピアノの演奏をうちうちで発表し評価を請う」という趣旨です。

とすると、明日の演奏はオープンβ版である気がします。そう考えるとちょっと気が楽になります。

明日は「完璧な演奏」ではなく、この3年間の「過程の発表」ができればと思います。

テーマ曲は、ポール・マッカートニー「Getting Better」で行こうっと。


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