谷山浩子さんのブログに激しく共感
CDや本が売れなくなってきた件(谷山浩子がどこかこのへんに)
1曲しかなければその1曲を大事にくり返し聴く。
10曲しかなければその10曲を大事にくり返し聴く。
だけど1000曲が小さなボディにまるっと収納されて、
いつでもどこでも気軽に聴けるとなったら、
もうどの1曲もたいして大事じゃなくなる。
たいして大事じゃない1曲は、
それが1000個あってもたいして幸せじゃない。
大人になった時にそのことに気づいた
私は中学、高校生だった頃、CDは普及していなくて、アルバムはLPレコードだった。ひと月に一枚、小遣いでLPを買っていた。なので、ひと月は、買ったLPレコードばかり愛でるように聴いていた。
だから、中学、高校時代に買ったアルバムは、全曲、歌えるんだ。
大人になってから、まさに「大人買い」を繰り広げている。交響曲なんて全集買い。ノイマン&チェコフィルのドヴォルザーク交響曲全集も、ムラヴィンスキー&レニングラードフィルのチャイコフスキー交響曲全集も、一気買いだ。
買ったときは、一瞬幸せになる。でも、一度か二度聴いたら次の全集へ。
確かに、これって本当の幸せじゃない気がする。
高校時代に買った谷山浩子のアルバム『鏡の中のあなたへ』。何度も何度も聴いたLPレコード、今でも大切に持っている。