「木枯らし」というより「竜巻」のエチュード
スヴャトスラフ・リヒテル、1989年の演奏。いわずと知れたショパンの「木枯らしのエチュード」。
いやはや、突風で吹き飛ばされそうな「竜巻のエチュード」ですな。きっとホールの中で聴くと、轟音と地響きで、おしっこちびりそうになったのでは(失礼)。単音で弾かれる最初のテーマは、まるで遠くで不吉な雷鳴のよう。ん?と気づいたときはもはや逃げ遅れて、竜巻に巻き込まれておりました、って感じですね。演奏終了後の観客の興奮ぶりのすさまじいこと!
私、リヒテルの演奏を見ると、いつも思い浮かぶのが“世紀末覇者 拳王”ラオウ。20世紀モダンピアノの覇者 鍵王こそ、リヒテルではないでしょうか?
ディスカッション
コメント一覧
先日は私のブログへのコメントをありがとうございました。
ラオウ!
わかる気がします。
リヒテルは少なくとも、ケンシロウやトキのイメージではないですね(笑)
1989年なら、リヒテルは70代半ばくらいですね。
そのような年齢で、譜面台を置いているとはいえ、木枯らしをリサイタルで弾けるというのがすごいです。
asahimamegooさん、こんにちは。鳥の写真、いつも楽しみにしています。
私の場合、リヒテル=ラオウ、サウザー=ポリーニ、ケンシロウ=ツイマーマンでしょうか。