冬の夕暮れにお似合いのジャック・デュフリ

2015年11月10日


最近、急激にフレンチバロックの鍵盤作品にはまりつつあります。なんていうのか、ある時代からピアノ作品って“見世物的要素”が加わり、聴衆に「どやっ!」と聴かせるための音楽がメジャーになっていったのでしょう。戦犯はフランツ・リストですね。

一方、ラモーやクープラン、デュフリのクラヴサン作品を聴いていると、聴衆に聴かせる=外に向かって発する音楽じゃなく、自分が楽しむ音楽=心の内に語りかけるような部分が、とても新鮮に感じるのです。

今日は、アレクサンドル・タローのクープラン集のCDをかけながら、クルマで少し離れたところにある高校に出かけました。アルバムの最後の曲、ジャック・デュフリの「ラ・ポトゥワン」。切ないメロディーは、冬の夕暮れのグラウンドにとっても似合いました。


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