一生の不覚!母校の全国高校サッカー準決勝
今日は、母校・関大一高が、全国高校サッカー選手権大会の準決勝に勝ち進んだので、小学校一年生の息子を連れて国立競技場に応援に行った。関大出身者は、自分から出身大学名を名乗ったりしないので(名乗るほどのものでもないし)、東京で出会うことはあまりない。
ところが、さすがに今日の国立競技場は、首都圏に隠れていた出身者が数多く詰め掛けていた。スタンドのそこかしこから大阪弁が聞こえて、何だか甲子園のアルプススタンドにいるような不思議な感じだった。
関大の中学から大学まで、ずっと同級生だった口笛太郎君も来ていたので一緒に観戦。
対戦相手は、青森山田高校、卓球の福原愛ちゃんから、野球、体操と、東北のスポーツ強豪校である。試合は、前半にペナルティーキック含めて2点ゴールを奪われ、後半も青森山田ペース。関大一高側スタンドのOBたちは、今ひとつ元気がなかった。
後半になると息子が退屈してしまい、シートから離れて、スタンドてっぺんの通路をあっちに行ったりこっちに来たり、ぷらぷらと連れ歩き、息子の気を紛らわせるのに手一杯。後半35分を過ぎる頃には、「家に帰りたい」と言い出したので、帰りの駅と電車の混雑を考えて、「ま、いいか、今日は負けだな」と思って、国立競技場を後にした。
だが、そこから奇跡が起こっていたのだ!
何と後半44分に1点ゴール、ロスタイムでさらに1点を加えて、2点差を残り5分足らずで追いつき、PK戦へ。PK戦は3対2で敗れたものの、スポーツ新聞のサイトやサッカー好きのブログを読む限り、感動的な試合だったという。
帰りの電車の中で、「息子がぐずぐず言うから、先に帰った」と、口笛太郎君にメールをしたら、試合終了後に返信が来た。
お前はアホか? なぜ母校を信じない?
何しに来たん? みんな泣いてたよ! 今、和民。すぐ来い!
すぐに口笛太郎君に電話をして、一方的にまくしたてた。
なんてオレはアホなんや! なぜ母校を信じない?
何しに来たん? みんな泣いてたはず!
でも、子連れで和民は行かれへんよ。ごめんちゃい。
嗚呼! 一生の不覚だ。
最近、あらゆるシーンで、空気や風を読んでしまいがちな私の性格は、ホントいかんなと思う。
先週のコンクール全国大会だって、演奏終了後「これだけうまい人ばかりだから、賞はもらえないな。会社に行って仕事、仕事」と、さっさと会場を後にした。そしたら、実は賞をいただいていて、結局、表彰式には出られなかったし。
要は、執念や執着が足りないのだ。
よし、2010年のテーマは、執念!執着!に決めた。
それにしても、嗚呼‥‥後悔。