コンクールの自由曲選びで思ったこと
今日のショパンコンクール in ASIAは、アマチュアはA部門・B部門合わせて、39人が演奏しました。で、一番多く弾かれた曲がバラード第1番。7人が演奏。で、3番と4番を加えると、11人が演奏してました。4人に一人がバラードなんです。
で、私、客席で聴いて思ったのですが、これだけバラードを何曲も続けて聴くと、ついディテールを気にして聴いてしまうのです。「さっきの人はこんな感じだったな」と、思わず比較してしまったり。
審査員の先生方は、総合的に判断されておられるのでしょうけど、私、このコンクールでバラードを弾くのは、とても勇気のいることだと思いました。聴く側は、私も含めて、いろんなピアニスト、コンテスタントのバラードを相当聴きこんでいますし。
あと、制限時間が5分なので、バラードだと「よーしこれから盛り上がるぞ!」ってところで、ブチっと演奏を切られるのも、聴く側としてはちょっと興ざめ。5分だったら、エチュードやマズルカでバシっと一曲終わらせてくれる方がうれしい‥‥あくまで「聴く側」としてです。
ま、もちろんアマチュアですから、自分の好きな曲、弾きたい曲で参加するのが一番であります。
で、過去のアマチュアコンクール、みんなどんな曲で入賞したんだろう、と、いろいろ見てましたら、なんと、ペトロフピアノコンクールに、
YOSHIKI(X-JAPAN)の「Unfinished」で文化奨励賞を受賞した人を発見!
すごいな。X-JAPANですか。下の曲で「文化奨励賞」。この曲を選ぶ勇気も私にはありません‥‥。