2015年5月5日
満開の桜が苦手だ。毎年、桜の季節が近づくと、なぜだか気が滅入る。昨年の今ごろ、ブログにこんな記事を書いた。
西行の和歌がわかり始めてきた
繰り返しになるが、桜の木が嫌いなわけじゃない。花が苦手なだけ。むしろ、葉っぱが生い茂る桜の木は好き。理由はわからない。
今日は、モミジの名所に一人で出かけた。桜の季節にモミジの名所を訪れる人間はいない。私一人だった。おかげで、モミジが芽吹く様を堪能できた。
モミジは、生まれたばかりの赤ちゃんが握りしめた手を開くように芽吹く。うるおいのある小さな手が、陽の光にキラリと輝く。桜とは違った生命の生々しさを感じた。
こんなとき、俳句でも詠めるといいのにな。