金子勝子ピアノ教室発表会の記録(前編)
発表会は正午スタート。演奏に先立ち、全員で記念撮影を行うので、朝11時15分に会場に集合するようにとのこと。私は朝11時すぎに会場到着。すでに女性出演者は華やかなドレスに着替えてスタンバイしている。私は、前日に購入した濃い赤のストライプのボタンダウンシャツに、深緑のジャケット。クリスマスカラーというか、ポインセチアのようなコーディネート。トイレでネクタイをちゃちゃっと締めたら準備完了。女性に比べると、男性のステージ衣装は気楽なものだ。
記念撮影は、大人はいつも中央の場所を譲り合うので、なかなか撮影が開始できない。かくいう私も、レディファーストで譲りに譲って一番端に立った。今日は、もともと二人しかいない社会人のうち、もう一人の男性が欠席した。大人の男性は私一人。プログラムを確認すると、後半に演奏する高校生~社会人~音大生~ピアノ指導者は総勢13人いる。そのうち男性は私一人だ。端の方に立つ私は、写真が出来上がってみると、きっと河合楽器の営業担当みたいに見えるだろうな。
記念撮影の後、正午の演奏スタートまで少し時間が空いたので、3、4分ほどステージのピアノを試弾させてもらった。ここのシゲルカワイのグランドピアノは、とてもシックな響きがして大好き。
私の出演は昼3時すぎ。本番に先立ち、昼2時から地階の個室で30分ほど練習をさせてもらえる。
正午から小学生の演奏を10人ほど聴いた。お子ちゃま4人が連続して、ショパンのワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op.62-2を弾いた。年明けのショパン国際コンクール in ASIA全国大会のリハーサルも兼ねているのだろう。ただ、さすがに4回連続して同じ曲を聴くと、聴く側は集中力が途切れる。仕事とはいえ、コンクールの審査員って大変だなと思った。
小腹が空いたのでランチに出かけようと、1時前にいったんホールを出る。ロビーでピアノ指導者の本窪田なつきさんに遭遇。本窪田さんは、昨年の新百合ヶ丘のPTNAステップでお会いして仲良くなったお母さん。お互い子供は先に田舎に帰省して、発表会はお一人様参加。二人で近くのカフェに出かけた。サンドイッチ片手に、一時間ほどお互いの子供のことやら、学生時代の出来事やらを話して時間をつぶした。
2時にカワイ表参道地下の個室へ。30分間の練習時間が割り当てられているが、三回ほど通したら、あっという間にタイムオーバー。
私が出る第三部は、高校生と社会人が出演。本日、社会人は私一人なので、高校生4人と私、計5人が演奏する。高校生とはいっても、東京芸大付属やら都立芸術高校やら、3人は音楽専攻なので、ショパンのバラード第4番、スクリャービンのソナタ第4番など、大曲が並ぶ。ちなみに私のすぐ後は東京芸大の大学生。シカとシマウマと、よーいドンで徒競走をするウサギのような気分だ。
私の大好きなスクリャービンの第4番の演奏が終わり、いよいよ私の出番。
※後編に続きます。