「プロフェッショナル」の姿勢について
「生理的に受け付けないAKBの後ろで弾いちゃいます(笑)」
バイオリニストツイートが炎上、閉鎖に追い込まれる(J-CAST)
放送前の19時頃、ツイッターで
「今夜はTBSの『火曜曲!』に出演します!生理的に受け付けないAKBの後ろで弾いちゃいます(笑)」
「ルツェルン音楽祭アカデミーオーケストラのコンマスがやる仕事とは若干思えないけど(笑)」
と、「気乗りしない」というような思いを吐露していた。
バイオリニストの宮崎司さん、ご本人は存じ上げませんが、もとのツイートから察するに、本当はちょっぴりうれしかったんじゃないでしょうか。悪意というよりも、おふざけで口がすべっちゃったのでは。
しかしながら、言葉にはどうしても姿勢が表れます。ルツェルン音楽祭アカデミーオーケストラのコンマスを務める素晴らしい芸術家ではあるかもしれませんが、私が考える「プロ」ではないと思いました。
以前、こんな記事をブログに書きました。
【音大生の就職】プロとアマチュアに境界線なし?
相手と自分の利害が対立したとき、自分の利害を優先してよいのがアマチュア
相手の利害を優先しなければならないのがプロフェッショナル
仕事として演奏する以上、取引先(ここではTBS)の利害を優先するのがプロフェッショナルだと思います。
これは芸術性の有無とは位相が違います。「仕事に臨む姿勢」の問題ですから。