文化祭、飛び出せ青春、青い三角定規!
ステージで音楽の演奏があったので、しばし足を停めて観た。僕らの高校時代はロックバンドが主流だったけど、いま、高校生の間ではアカペラが流行っているようだ。テレビ番組の影響だろうか。ま、ロベルト・シューマンも言っているように、音楽の基本はコーラス。みんな気合を入れて練習したのか、誰が聴いても楽しめる演奏だった。
一人でエレクトーンを弾いた少年がいた。服装も白シャツにネクタイ、何だかヤマハの楽器店の営業マンのデモンストレーションのようだった。演奏の間のトークも落ち着いていて、お母さん方の笑いを取っていた。キミは今すぐヤマハに就職できるよ。
何だか、へヴィメタル全盛の僕たちの高校時代に比べると健康的だ。『飛び出せ!青春』の音楽の授業シーンを思い出した。
1972年に放映された『飛び出せ!青春』、第12話「ガラクタ楽団全員集合!」。ストーリーはこんなだったっけ(ちょっと自信ないです)。映画『フットルース』と似たようなストーリーだった。
ある日、ドラムの得意な女性の音楽の先生が高校に赴任してくる。彼女は、フォークギターがメインの授業をしたり、友人のフォークグループ「青い三角定規」(テーマ曲「太陽が暮れた季節」を歌っている)を呼んで屋外でライブを聴いたり、楽しい授業で生徒たちの人気者になる。ところが、校長、教頭の反対に会い挫折しそうに。そこで彼女の味方になったのが、犬塚弘氏演じる中年教師。彼はギターが得意、レパートリーは「人生劇場」。彼の協力で、学校内でフォークギターの授業が認められるようになる。
青い三角定規のナンバーでは、「太陽が暮れた季節」よりも、私は「青春の旅」の方が好きだな。
ところで、『飛び出せ!青春』の登場人物の中で、とびきりグラマーな女子高生がいた。子供心に「インパクトある姉さんだなぁ」と思っていたのだが、今も現役のモデルで活躍されているようだ。青木ひでみさん。
左の写真、前の三人の真ん中の女子が『飛び出せ青春』放映時。右は現在の青木さん。1953年生まれ、56歳。美しすぎる‥‥。