お蝶夫人の言葉を思い出す梅雨の夜
ところで、うちの師匠の門下には、ウルトラ上手なお子ちゃまのほか、音大出身のピアノの先生も多数いらして、発表会で一緒のステージに立つのはちょいと気が引けます。
私など、子供の頃、ピアノを習っていたとはいえ、20数年のブランクの後、ふとしたきっかけで再開したものの、初回のレッスンで師匠から「あなた、基礎からやり直しね」宣告を受けたレベルです。まぁ、うさぎは『エースをねらえ!』の岡ひろみみたいだ!と前向きにポジショニングしておりますが。
一方、同じ門下でも、音大出身でバリバリ演奏されるピアノの先生方を見ると、何だかお蝶夫人のように見えます。実際、お蝶夫人のような、くるくるカールの先生を目にしたことがあります。
そのときですね。お蝶夫人が語るあの名場面を思い出しました。
わたくしがラケットを握ったのは7歳。 その時からくる日もくる日もテニスに明け暮れたわ。とても苦しかった。いいえ、今も苦しい。 でも、その長い月日の苦しさが今のわたくしを支えているのです。
— お蝶夫人 (@ocyou_fujin) 2013, 5月 24
うさぎさん、わたくしが初めてピアノに触れたのは7歳。
そのときから、来る日も来る日もピアノにあけくれたわ。
とても苦しかった、いえ、今も苦しい。
でも、その長い月日の苦しさが、今の私を支えているのです。
だから、あなたではなく、宗方コーチに教えてあげたい。
いくら優秀なピアノ指導者でも、昨日今日の生徒に眼をかけたくらいでは、わたくしと同じステージには立てないということをです。
自らの力で伸びるのならともかく、
あなたは目をかけられたことを恥じるべきです。どうせピアノを続けるなら、
わたし、お蝶夫人のようになりたい!
うさぎ、ファイトぉ!
‥‥梅雨の夜の妄想でした。