ボリビアの青年とドビュッシー「月の光」
私、ミクシィとブログは日本語で、FacebookとYouTube、Last.fmは英語で更新しています。英語は中学校レベルなので濃密なコミュニケーションはできないですが、世界のいろんなピアノ好きと話ができるのが魅力です。
世界には本当にいろんなピアニストがいて、ブルガリアやウクライナ、リトアニアあたりには、日本でぜんぜん知られていないのに、すごい演奏をする方がいらっしゃいます。で、感想をメールすると、たいていご丁寧にお返事くださいます。ま、日本からわざわざ感想をメールでもらったりすると、素朴にうれしいものですよね。
さて、今日、疲れて午前0時すぎに家に帰ったら、YouTubeにアップした私の演奏に19歳のボリビアの青年がコメントしてくれてました。早速、お礼のメールを送ると、なんと10分後にお返事が。
ボリビアなんて、チェ・ゲバラが革命闘争に倒れた国程度の認識しかなかったので、ま、そんなことを書いて再びメールをしたら、また10分後にこんなお返事が来ました。
Bolivia is a Southamerican country in wich music has not too much support…and the arts, in general are not too developed…but the artists do what they can!! hahaha
but the artists do what they can!! hahaha だって!
ちょっと元気になりました。
Wikipediaで「ボリビア」について調べてみるとこう解説されていました。
ラテンアメリカでも最も開発が低い水準にある国の一つで、かつて「黄金の玉座に座る乞食」と形容されたほど豊かな天然資源を持つが貧しい国であり、現在もその構図は変わっていない。
「黄金の玉座に座る乞食」か‥‥。
彼は、私と同じく、家には電子ピアノしか持っていないそうです。でも、彼が電子ピアノで演奏するドビュッシーの「月の光」、本当にいい演奏なんだな。後ろで妹(?)の叫び声なんて入っていて生活感があふれているんだけど、何ていうか「ラテンアメリカの大都市、寝静まった繁華街のビルの谷間に顔を出した月」って感じ。
ボリビアの街から見る「月の光」ってどんなのでしょうね。