ショパンの新練習曲、“補習”レッスンが必要
バッハ/トッカータ BWV914 ホ短調(使用楽譜)
ショパン/三つの新練習曲 第3番 変イ長調(使用楽譜)
ラフマニノフ/幻想的小品集 Op.3-1 エレジー(使用楽譜)
レッスンの備忘録です。
夜9時からレッスン。8時15分に会社を出て地下鉄で先生宅へ。この日も、レッスン前に指ならしできなかった。
指ならしも兼ねてバッハのトッカータから。今回は、モデラート、アレグロに加えてアダージオまでを演奏。アレグロはチェンバロを意識して、ノンレガートに通した方がツヤが出るみたい。アダージオを、メロディラインの歌わせ方についてていねいに指導いただいた。
ショパンの新練習曲は何だかいま一つ。課題はずっと同じ。
1)右手の三拍子を歌わせると、つられて左手の二拍子が若干千鳥足になりがち。
2)二度の部分でペダルがにごる。ペダルの踏み込みが若干早すぎる。
3)全体に強弱のメリハリがない。
要は、この三つを同時に解決しないとだめなのだけど、このうち二つが解決すると、どれか一つがおそろかになってしまう。もうちょっと何だけどな。
エレジーは、もうまったくダメ。最初の右手の単音のメロディーから一音一音やり直し。指の腹を使って、じっくり指の重さをかけつつ移動していくのだが、これ、電子ピアノじゃなかなかマスターできないのだ。先生いわく、この重い響きが出せないといつまでたってもラフマニノフは弾けない、と。まいった。
帰り際に「今週もう一回来れる?」と先生。ステップまでにもう一度、ショパンを見ていただけるらしい。わ、“補習”です。
今週は、金曜に本業で大きな投資を決める臨時役員会があり、これ、自分が言いだしっぺの案件で、準備に忙しい。なので、あまり練習時間が取れそうにない。でも、仕事にしろ、ピアノにしろ、ある種、自分を追い込まないとレベルアップできないので、同じ金曜に“補習”を入れていただいた。ハードスケジュールだにゃ……。
著者/金子勝子
発行/ショパン社
自分の先生に、なかなか訊くことができない素朴な疑問や悩みに、師匠・金子勝子先生がズバリ本音で答えています。例えば、「二人の先生につきたいが、今ならっている先生に言い出せないのですが‥‥」「自分の先生のリサイタルのとき、楽屋に行ってもいいものでしょうか‥‥」「音大に社会人入学で自信が持てない‥‥」。ぜひ!