ここ数年間でワーストなレッスン内容だった
金子勝子先生のレッスンは月に一回通っているが、昨夜は珍しく一週間おいて時間を取ってもらった。前回、ショパンの譜読みが甘かったので、一週間あれば何とかなるだろうと思ったのが、まったく時間が足りなかった。
近年まれにみるダメな内容。要は曲ができあがっていないのだ。譜読みも甘い。
バッハ/平均律クラヴィーア曲集 第2巻 ロ短調 前奏曲とフーガ (使用楽譜)
ショパン/練習曲 変ホ短調 op.10-6 (使用楽譜)
バッハの前奏曲はともかく、フーガは二声ずつ分けて弾き直し。って、これ、フーガを攻略する際の基本動作で、この基本ができあがっていないので、三声で弾くとグチャッとなってしまう。そりゃそうだ。
ショパンも同じく、ソプラノとアルトとバスが三声になっているのだが、各声部の歌わせ方をきっちりと飲み込まず、三声を合わせて練習してしまっているので、何だかグチャッとなってしまった。そりゃそうだ。
なんてことは、何年もピアノをやっているので、今さらの話である。
「やっぱりちゃんと仕上げてからレッスンに向かわないと」と、猛烈に反省&落ち込んだ帰り道だった。
著者/金子勝子
発行/ショパン社
自分の先生に、なかなか訊くことができない素朴な疑問や悩みに、師匠・金子勝子先生がズバリ本音で答えています。例えば、「二人の先生につきたいが、今ならっている先生に言い出せないのですが‥‥」「自分の先生のリサイタルのとき、楽屋に行ってもいいものでしょうか‥‥」「音大に社会人入学で自信が持てない‥‥」。ぜひ!