ショパン「幻想曲」はバラードの異母姉妹?
私、以前、ショパンの「バラード四姉妹」説を唱えました。で、今日、クリスティアン・ツィマーマンの演奏で、幻想曲 へ短調 op.49を聴いておりました。で、ふと、この曲は、四人のバラードの腹違いの姉妹では、とか思ったのであります。で、気になり、Wikipedia等で調べてみますと、「ショパンはバラードでも同じような形式を用いたが、それらが3拍子系であるのに対して、4拍子系であることから幻想曲とされた」とあります。うーむ、そうなんですか。
では、幻想曲のストーリーを妄想解説。
幼い頃、バラード四姉妹の父親は、バルト海に面した小さな北の国、
港町の酒場で一人の女性と愛し合いました。その女性はやがて、雪降る夜に「幻想曲」という娘を産んだのですが、
父親は二度と小さな国に来ることはありませんでした。幻想曲は、母親の手で自立した女性に育てられました。
やがて、小さな国に、隣のとっても大きな国が攻めてきました。
港町は戦火に見舞われ、「幻想曲」の母親は、
大きな国の兵隊の略奪のなか、亡くなってしまいます。「幻想曲」は森の中に逃亡し、やがてゲリラの女頭目となって
祖国の独立のため戦いを開始します。何年もの厳しい戦いの後、ゲリラは吹雪の原野での決戦で勝利。
大きな国は撤兵していくのですが、幻想曲はその戦いで重傷を負い、
雪の野で息絶えてしまいます。それから数十年が経ち、バラード四姉妹は、父親の臨終の際、
「幻想曲」という腹違いの姉妹がいることを知ります。父親の葬儀の翌年の春、バラード四姉妹は、
幻想曲が戦死した北の国の野に立ち、花を捧げるのでした。
‥‥って、ストーリーはいかがでしょう(笑)?
下の幻想曲を聴きながら、読んでみてくださいまし。
【 前半 】
【 後半 】