シカゴ系!ラヴェル『鏡』より「海原の小舟」
シカゴで、クラシック音楽系ヒップホップミュージック(!)を手がけるジョナサン・ケンブリーの演奏、ラヴェルの『鏡』より「海原の小舟」です。
黒人ジャズピアニストの音って、生で聴くとズッシリと重く、お腹に来るような響きがあります。それに波打つドライブ感があって、「こういう音、日本人には出せないわ」と、ときどきお手上げの気持ちになります。
この「海原の小舟」。何だか、今までの聴いたことがない魅力を感じます。説明するの難しいのだけど、普段耳にする日本人ピアニストの演奏する「海原の小舟」って「入り江のさざなみ」を思うのですが、この人の演奏、小舟の向こう側に太陽に照らされた大海原が見えるのです。黒人ミュージシャン特有のスケール感があるというか、どうでしょうか?
彼の所属する「PianoBoxing」の音楽、いま、とても注目しています。下は、昨年のデンマーク公演の様子。
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