師匠のレッスンで“光”を見た瞬間
昨日は、会社を6時30分に終えてヤマハへ。一時間ほど、レンタルルームで練習する。アップライトピアノの部屋しか空いていなかった。なのに、グランドピアノの部屋よりも値段が高いぞ。残念無念。
8時30分に金子勝子先生宅へ。前の小学生の女の子はランゲの「花の歌」をレッスン中。懐かしい。「ピアノのおけいこ」のスタンダードナンバーだな。この曲を聴くと、子供の頃、レッスンの待ち時間にリリヤン編んでた1970年代の女の子を思い出す。リリヤン(「リリアン」だと思っていた)って、今でもあるんだろうか。
さて、今日は発表会の二曲に絞ってレッスン。
ショパン/三つの新練習曲 第1番 ヘ短調(使用楽譜)
ショパン/ノクターン 第1番 op.9-1 変ロ短調(使用楽譜)
肝になるパーツごとに仕上げの磨きをかけていただく。
ノクターンはどうしてもうまく弾けなかった中間部のアーティキュレーション、細かく見直すことで見違えるように光るようになった。最後のディミニッシュの下降部分、上腕の重さをかけて強い音を出すのが課題、これは来週のリハーサルまでに練習しないと。
新エチュードは、イントロの歌い方すべてなので何度もやり直す。グラインドしながら円を描くようなイメージなのだが、ブツ切れになりがち。ここが課題のすべてだな。後、左手の伴奏に隠れた内声を意識するように指導を受ける。
今日は、かなり密度の濃いレッスンだった。これまで、いろんな人に褒めていただいても、「自分の演奏はどうして鈍い光しかでないんだろう」と不満に思っていた。今日は、初めてキラっと光る瞬間を見つけた気がする。言葉にするのは難しいけど、手鏡に日光を反射した際、ほんの微妙な角度の違いで日光が強烈に目に入るような感覚だろうか。微妙なアーティキュレーションの違いで、メロディーが光彩を放つ瞬間を捉えた。手鏡の角度を自由にコントロールすることができれば、光を放つ演奏になるんだろうな。この角度、今の自分の実力ではまだまだ試行錯誤が必要だ。
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