練習日誌- ラフマニノフの哭きとコブシを分析
金子勝子/瞬発力のメトード 12の長調で(使用楽譜)
ヴェルド/ピアノのテクニック 特別のポジション 第10番・第11番(使用楽譜)
ハノン/スケールとアルペジオ ト短調(使用楽譜)
ショパン/三つの新練習曲 第1番 ヘ短調(使用楽譜)
ショパン/三つの新練習曲 第3番 変イ長調(使用楽譜)
ショパン/ノクターン 第1番 op.9-1 変ロ短調(使用楽譜)
ラフマニノフ/幻想的小品集 Op.3-1 エレジー(使用楽譜)
エキサイトブログがメンテナンスしてたので、昨夜の練習の備忘録。
発表会向けの曲を一通りやって、ラフマニノフのエレジーのアナリーゼに注力。変ホ短調なんてややこしいトーンなんで、骨が折れるぜ。とりあえず、二部形式の一部だけを終えて、ざっと左手はコードだけで8ビートでさらった。
さて、ラフマニノフのあの哀愁のメロディー、ハーモニーは、いったいどうなってんだろうとコード進行をツラツラ分析してみる。以下、私の分析ダス。
ポイントは、短三度の積み重ねだろうか。短三度を重ねて密集させると、胸をギュっとつかんだような緊張した響きになる。赤字が短三度の積み重ね和音、緑字が長三度と短三度の組み合わせ和音。短三度の積み重ね和音で胸を“キュン”とさせておいて、長三度+短三度和音でハァーと息を吐くように解決。前半をフラット5で続けた後、後半は、短三度を三つ重ねたディミニッシュの“哭き”で盛り上げて、解決した和音でコブシを効かせる。
うーん、演歌の世界を感じるゼ。五木ひろしのヴォカリーズで聴いてみたいな、エレジー。
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