ヒナステラ「ピアノソナタ第1番」by Citlalli Guevara
あぁ、日曜が終わる。日曜の夜、NHKの大河ドラマが終わるといつも憂鬱になる。明日から仕事。早く起きないと‥‥。というサゲサゲな気分を高揚させるべく、情熱的なヒナステラでも聴こうっと。それも、ラテンなピアニストがいいな。
ってわけで、メキシコのピアニスト、Citlalli Guevaraによるアルベルト・ヒナステラのピアノソナタ 第1番 Op.22です。アルゼンチンの現代作曲家、ヒナステラ、1952年、24歳の作品。彼は自分自身で作品を三つの時期に分類しています。1期目(〜1947年)は「客観的愛国心」、2期目(1948年〜)は「主観的愛国心」、3期目(1958年〜)は「新表現主義」。なので、この曲は「主観的愛国心」の時期にあたり、アルゼンチンのパッション爆発! ヨーロッパのソナタにないノリノリのドライブ感が魅力です。初めて聴いたときの印象は、「バルトークがラテン風のピアノソナタを作ったみたい」とか思いました。あと、なぜか、チック・コリアの『リターン・トゥ・フォーエヴァー』を思い出しちゃいました。うーん、この曲、チック・コリアで聴いてみたいなぁ。