ラヴェル「ハイドンの名によるメヌエット」/菊地裕介
モーリス・ラヴェルのハイドンの名によるメヌエット。最初に聴いたとき、「ハイドンの曲でこんなテーマあったっけ」と思いました。それもそのはず、ハイドンのテーマではなく、“名”によるメヌエットでした。じゃ、なんで、「ハイドンの名による」なのかは、こちらに解説してあります。
ラヴェルのメヌエットって大好きです。ソナチネの第二楽章も、クープランの墓の第5曲も、古風なメヌエットも。おしゃれで繊細、何となくかわいい。上品な味わいの洋菓子みたい。ハイドンの名によるメヌエットは、ラヴェルのピアノ曲の中でも、あまり演奏される機会がありませんが、「知られざる珠玉の小品」では。
下は、菊地裕介さんの気品ある演奏。
サンソン・フランソワ
EMIミュージック・ジャパン
ラヴェルといえば、サンソン・フランソワ。古風なメヌエット、第二楽章がメヌエットのソナチネも収録。