第一関節と第二関節の間にある「腹」の強化
会社を18時過ぎに出て、フィンガートレーニングのレッスンに行く。前は、中学生の女の子。来年、音楽高校の受験で、課題曲のシューマンのピアノソナタ第2番 ト短調をレッスン中だった。しかし、シューマンのピアノソナタなんて、受験の課題曲でもなけりゃ、10代の女子があえて弾こうなんて思わないよな、普通は。レッスンが終わった後、「おまたせしましたー」って、美容室のスタッフみたいに挨拶ができる、よゐこでした。
というわけで、下は12歳の女子の弾くシューマンのピアノソナタ第2番。うーん、やっぱりこの曲は、理屈っぽくてちょっと短気な男子の方が向いている気が‥‥え、それって私じゃん。
さて、シューマンはともかく、今日のレッスンのポイントの二つ。
一つ目は、ショパンの新エチュード第3番、右手の密集和音の弾き方。和音の連打でなく、竹の熊手で手前にスリスリと寄せるように弾けばよいとのこと。スリスリ、スリスリ。確かに、草原の風の音になった。
二つ目は、第一関節の第二関節の間にある「腹」に力をこめて、筋肉を強化する練習。これは一朝一夕にいかないので、通勤時間、カバンをこの「腹」のみで支えるように訓練するとよいとのこと。早速、帰りに実践してみる。結構、力が必要だった。
鍵盤うさぎが実践中のトレーニンググッズ
トレーニングボード 短い時間で最大の効果がある新しい指の訓練法
監修/御木本澄子
発売/グリム
指の力をつけたい・各指の独立・薬指の強化・右手同様の左手の自由な動き。細かく正確で早い動き・指先と鍵盤の一体化・伸展時の可動域の拡大・スムーズな内転・外転・手首の脱力等々。指の弱い方のためのトレーニングが段階的にできる。
正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる
脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド
著者/御木本澄子 発行/音楽之友社
同じように練習しているのに、ある子は進歩し他の子はうまくならない‥‥これは「生まれつき」の問題と考えられてきた。著者の開発した「御木本メソッド」で、それぞれの肉体的条件にふさわしい訓練を行えば、限界はかなり乗り越えられる。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません