「音楽をないがしろにする練習」とは?

2014年5月26日

非永続性、恐れ (スーパーピアノレッスンより) ~2008/10/14

マリア・ジョアオ・ピリスに関する上のブログ記事、とても身につまされました。

1日でも練習しないと「指が動かなくなるのでは?」という恐怖感。
そして「時間は無いけど、とりあえずハノンだけでも」
と、安心感を得ようとする気持ち。。。
どちらも今思うと「音楽」というものをないがしろにしてました。

私の場合、昼間の仕事の多くはルーティン。家に帰ると何だか自分が止まっているような、漠然とした不安感があります。そんな不安感を解消するために、“とりあえず”ピアノの前に座って、ハノンだけでも、シンフォニアだけでも、と練習を始めるのですが、集中力が持続しない夜が本当に多いです。要は、心が音楽をするモードになっていないのですよね。だから、効率の悪い練習になってしまうのかも。

安定感を得る事に神経を注ぎすぎると、音楽は破壊される。

ひゃー、これ、目からうろこ。

安定感を得るために毎日練習するんだけど、弾いている自分自身が、音楽に対してスリリングじゃなくなっていることって、よくあります。まず、アマチュアなんだから自分が音楽に対してワクワクしたり、ゾクゾクしないと本末転倒かも。


NHKスーパーピアノレッスン
巨匠ピレシュのワークショップ

著者/マリア・ジョアオ・ピリス
発行/日本放送協会


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