プロコフィエフ「ピアノソナタ第7番」/ベレゾフスキー
ボリス・ベレゾフスキー演奏、セルゲイ・プロコフィエフのピアノソナタ第7番 変ロ長調 Op.83。戦争ソナタ三部作の真ん中の曲。1943年、スヴャトスラフ・リヒテルによる初演。スターリングラードでドイツ軍とソ連軍が瓦礫の中で戦っていた時代かな。私は、この曲を聴くとドビュッシーやラヴェルの作品よりも、はるかに「モダン」「近代」って言葉を感じます。ベレゾフスキーの重厚なタッチは、この曲にぴったり。第三楽章は平原を横並びで進撃するロシアの戦車群を見るよう。圧巻!
演奏/ウラディーミルアシュケナージ
ユニバーサル ミュージック クラシック
若き日のアシュケナージがその圧倒的な技巧と洗練された音色で弾ききったプロコフィエフの「戦争ソナタ」。リストの「メフィスト・ワルツ第1番」も魅力的な演奏だ(CDジャーナルより)。