バッハはコード進行で「半暗譜」

2014年5月26日

バッハ・シンフォニア楽譜曲を分析することが、なぜ大切なのか?
(テル先生の夢と愛女子音楽院)

「それはね、丸暗記で曲を覚える人よりも、理論的に理解すると、曲が覚えやすくなるんだ」。

まさに! 私の場合、バッハのシンフォニアでも、ショパンのノクターンでも先にコード進行を楽譜に書き込んで、だいたいの流れを先に捉えてしまいます。対位法の曲では邪道なのかもしれませんが、和声の流れを先に目で捉えた方が、私はイメージしやすいのです。

また、機能和声よりもコード進行の方が「視認性」が高いので、ピンクやグリーンのサインペンでバシバシ書き込んでます。そうすると、パッと見たとき譜面よりもコード進行が目に入ってきます。ある程度まで一曲を弾き込んでいくと、細かい楽譜は目に入らずコード進行だけ眺めて弾いています。「半暗譜」状態ですね。バロックってジャズっぽい曲が多いですし、この方法は気に入っています。

うーん、やっぱり邪道かなぁ。


絶対わかる!コード理論絶対わかる!コード理論〈1〉基本はドレミファソラシド
著者/北川祐
発行/リットーミュージック;

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