帰省、大阪の街は「悲しい色やね」by上田正樹

2014年5月26日

冬の夜の大阪駅生まれてから30年間を過ごした大阪に帰省。子供の頃、1970年代の国鉄大阪駅周辺は、戦後の闇市の香りが漂っていたが、今では巨大な屋根にイルミネーションが輝き、何だか駅というより空港のようだ。

大阪。やはりこの街には、一言では言い尽くさない複雑な想いがある。

今日は昼間、古楽器の工房でチェンバロ、クラヴィコードでバッハ、ラモーを練習した。ところが、大阪駅に降りた途端、口ずさみたくなるのはソウルミュージック、聴きたくなるのはリズム&ブルースだ。綾戸智恵さんのボーカル&ピアノは、大阪で聴くと妙に味わい深かったりする。

なわけで、今夜は最寄りの駅から実家まで続く商店街で口ずさんだのは上田正樹の「悲しい色やね」。大阪に帰ると、バロックよりもソウルなピアノを弾きたくなる。弾き語りができたらなぁ。

 


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