私の趣味の支出はコロナで年間いくら減ったのか?
コロナウイルスは家計を忖度しない
私の勤務先は不要不急のサービス業のため、2020年、コロナ禍の直撃弾を受けました。経済的には「爆心地にいる(現在進行形)」といっても過言ではありません。
4月に緊急事態宣言が出たときは「まぁ、半年くらい雌伏すれば状況はよくなるだろう」という希望的観測を持っていましたが、コロナウイルスは忖度しません。10月から半年間、全社で給与と役職手当を大幅削減、賞与カットを行うことになりました。仕方がないです。
しかしながら、4月以降もコロナの影響は予測不能。となると、現在の給与水準をベースに抜本的に家計を見直すしかありません。
趣味・娯楽費用を大幅にカット
一人の消費者となって考えるとよく分かるのですが、やっぱり不要不急の支出から削減しますよね。趣味・娯楽にかかる費用と交際費です。
私はお酒の付き合いをしないので、年間の交際費は同世代男性に比べて少ない方です。会食そのものが自粛対象になったので、特に策を打たずとも交際費は少なくなりました。
一方、趣味と娯楽にかかる支出は大なたをふるいました。私の場合、旅行とピアノに関する支出です。
私は3年ほど前からマネーフォワードという家計簿アプリを使っていて、年間の収入・支出を正確に比較することができます。
2019年と2020年を比較して、一番大きいのが旅行支出。2019年、約74万円使っていました。費用の多くは下の息子と二人で1月にインド、7月にトルコ、海外旅行に2度出かけたことによるもの。
2020年は約22万円に。50万円以上の削減です。2019年の旅行支出のほとんどは、コロナウイルスの感染が広がる前のお正月、上の息子と二人で石垣島・与那国島に滞在した費用。3月以降は遠出を自粛しているので、支出はありません。
2020年のピアノ関連支出は調律料のみ
次にピアノ関連の支出です。
2019年の17万円に対し2020年は1万円ちょっと。今年は一度もレッスンを受けず、PTNAステップやコンクールにも参加しなかったので、レンタルスタジオも利用しませんでした。12,100円の内容を調べてみるとピアノの調律料1回分だけでした。
一方、2019年と比較して増えたのがアウトドア関連。年間3万円から4万円と大きく増えたわけではありませんが、旅行に出かけられいない分、積極的に奥武蔵・秩父方面の山登りに一人で出かけるようになったのです。
「旅行と芸術って経済的な余裕がないと市場が活性化しないものだな」と、自らの家計簿を見て改めて実感した次第です。