趣味のブロガー、ますます高齢化の気配
久しぶりに「にほんブログ村」をのぞいた
ここ2年ほど、ブログを更新したり、しなかったりと、中途半端な状態が続いている(ピアノもそうだけど)。
久しぶりに「にほんブログ村」をのぞいてみた。このブログは、ただの練習日誌に成り果てているのにも関わらず、比較的上位に居させていただいている。10年前から居る「老舗」ゆえだろうか。ほかのブログのように、来訪者の期待に応えるような記事がなく、恥ずかしいような、申し訳ないような気持ちがする。
にほんブログ村のピアノカテゴリーの「常連さん」は、相変わらずこまめに更新されている。尊敬します。
ランキングのトップに「すべてがユルい春子の日記」というブログがあった。
いやー、面白い! 読み応えあり! このブログの春子さん、57歳のおひとりさま女性らしい。 ブログに人生、生き様がにじみでている。
個人メディアの変遷
私も50代だけど、ランキングリストに並ぶブログを一つずつのぞくと、50代の人たちが以前よりも多く感じた。私が始めてブログを始めたのは2003年。16年前になる(私自身、2003年にある無料ブログサービスのスタートに関わったのがきっかけ)。その頃、ブログを始めるのは、30代のIT系のいわゆるアーリーアダプターが中心だった。
2003年以前、個人ホームページを開設する人はいた。しかし、ホームページの開設・更新には、HTMLの基本的な知識が必要で、IT素人にはまだまだハードルが高かった。気軽に個人メディアを公開し、更新できるようになったのは、2003年以降、ブログサービスが普及したことが大きい。
その後、ミクシィ、Facebook、Twitter、Instagram、LINEと、さまざまな個人メディア、SNSサービスが現れた。若い人たちはブログよりも気楽に更新できて、クローズドな仲間内で盛り上がれるサービスを利用するようになった。
「写真を貼って、文章を書いて」と、ひと手間かかるブログの更新を続けている人は、ブログで稼ぎたいアフィリエイター、あるいは、もともとブログに親しんでいた人たち(10数年前に30代だった人たち)が中心になっている気がする。
ちなみにこの「大人のピアノ再開ブログ」の読者年齢層は、35~44歳が中心。40代、50代も多いです。
趣味ブロガーの高齢化
アメーバの最新のメディアガイド(媒体資料)を見てみた。アメーバの中核サービスである「アメブロ」は、言わずもがな日本最大の会員数を持つブログサービスだ。
50代以上が31%。40代の23%を加えると、半分以上が中高年である。ちなみにこの数値には、芸能人ブログへの訪問目的ユーザーや、アメーバピグのユーザーも含まれるので、実際にブログをアクティブに更新しているユーザーに限ると、もっと年齢が高くなるのでは。
あと、10年もしない間に、囲碁・将棋、俳句と並んで、「ブログ=シニアの趣味」になりそうな気がする(もちろん、それでいいと思ってます)。