金子勝子先生レッスン、ピティナステップに向けて
今回のレッスン曲と目的
■ J.S.バッハ/平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第6番 BWV875 ニ短調(使用楽譜)
■ モーツァルト/ピアノソナタ イ長調 K.331 第3楽章「トルコ行進曲」(使用楽譜)
→ 3月末に参加するピティナピアノステップに向けた最終チェック
レッスン内容・振り返り
私のレッスンの前の順番に、ずっと親しい中学生の女子生徒とお母さんがいた。2年弱、人前で弾いていないので、演奏を聴いてもらった。
案の定、「聴衆」がいると緊張してテンポが早くなる。肩に力が入っている。人前で演奏する機会を増やして慣れないと。もちろん、そのためにピティナピアノステップ参加するのだが。
J.S.バッハ/平均律 第2巻 第6番 ニ短調
暗譜。全般的によくできている、と師匠。注意したい箇所は2箇所。
- 前奏曲……左右が若干ズレている箇所あり。部分練習をきっちりやる。
- フーガ……ラスト、左手でバスとアルトを両方弾く際、跳躍を素早くスムーズに。
モーツァルト/ピアノソナタ イ長調 K.331
ガチガチに力が入りすぎ。必死になって弾いている感あり。このソナタ、モダンピアノではなく、ピアノフォルテ向けなので、軽いタッチにしなければいけない。
特に注意すべきは2箇所。
- 左手の伴奏。2、3、4拍目の3度の和音は、指腹でハーフタッチくらいの気持ちで弾くようにと。
- ロンド形式の「B」の右手オクターブは、まずは下の親指だけで完全に弾けるようにしてから、小指を添えるように弾くこと。
一度、通した後、テンポをかなり落として、右手のメロディーを師匠と一緒に弾きながら、一小節ずつやり直す。金子勝子先生のレッスンでは、一曲を一度、すべて弾き通せるようになってから、一小節ずつ細部をやり直すことが多い。
一度、ブロックで全体像を組み立ててから、バラバラにして、もう一度組み上げるような感じ。「全体から細部へ」という方法は有効だと思う。
次回のレッスンに向けて
ピティナピアノステップに向けて、バッハはよし。モーツァルトはタッチについて抜本的にやり直し。部分練習を十分にする。
ステップの後は、モーツァルトのソナタ K.331の第1楽章をやる。