初めてのTOEIC受験は消化不良に終わった
初めてTOEIC Listening & Reading(以下、TOEICと略)を受験しました。50歳を過ぎて今さらですが、まず、その理由なんぞを。
なぜ、今さらTOEICを受験したのか?
年金の支給開始年齢も、65歳から70歳に延びそうな気配。日本の少子高齢化と社会保障費の上昇を考えると、まぁ、致し方ないとは思ってます。若い頃は、60歳でリタイアして、その後は悠々自適にヨーロッパでオペラ三昧なんて考えていたけれど、現実はそんな甘くはなかった。
今後、10年間で、労働者・旅行者共に、ますます多くの人々が海外から日本にやっていることは必然(でないと、日本経済が成立しないし)。60歳を過ぎて現役で働くことを考えると、外国語のスキルアップはどうしても必要だと思ってます(でないと、今の収入を維持できない)。
そんなわけで、数年前から英検(実用英語技能検定)やHSK(中国政府認定の中国語検定)を受験して、何とかキャッチアップを図っています。
広く普及している「英語の基準」はTOEIC。50歳を過ぎて今さらですが、初めてTOEIC Listening & Reading(以下、TOEICと略)を受験しました。
『スタディサプリ』で8か月間、毎日学習
TOEICの受験を考えたのは今年の1月初め。通勤時間、しばらくTOEICの公式アプリで勉強していものの、どうも進捗が実感できない。そんな中、リクルートの英語学習サービス『スタディサプリENGLISH』を発見しました。
トライアルで利用してみると、先生の解説動画が非常にわかりやすいので、有料サービスに入会しました。月額2480円(年間一括払い29,760円)とちょっと値が張るけれど、ネット上での評価が高かったこと、英語学校に行くことを比べたらはるかに安いこと、数万円を支払えば「元を取らねば」というバネが効くこと等を考慮しました。
スタディサプリを2月6日に始めて、まもなく9ヶ月。10分程度の日もあれば、1時間近くやる日もあり、毎日続けています。この学習サービスのよいところは、継続できる仕組みができていることだと思います。
このサービスの基本コース「パーフェクト講義」「パーフェクト講義 英文法」と「TEPPAN英単語」をやり終えて、もう一度復習をしてから、本番にのぞみました。
TOEIC本番、スピードに追いつけない
さて、昨日日曜、TOEICの本番でした。会場は埼玉県の北部の某短期大学。12時半、現地集合。自宅から1時間ほどでアクセスできるものの、最寄りの駅前で昼食を食べようと早めに出発。駅前からTOEIC受験生向けの臨時バスが出ており、会場には一時間前に到着しました。
ところが、駅前の松屋で食べた朝定食の生玉子がよくなかったのか、猛烈な腹痛に。12時半の開始時間まで、リラックスしてとはいかず、二度ほどトイレに入ることに。2時間の本番中は試験会場からは出られないので、気が気ではありませんでした。
これ、ピアノのコンクールの本番前にも同じ経験をしたことがあります。午前中、外で食べたものの相性が悪くて、お腹を壊したことが。以来、本番当日は本番終了前まで、消化がよいもの以外、口にしなくなりました。
試験本番。TOEICは最初の45分間がリスニング、後半75分間がリーディングで、休憩なしの120分間ぶっ続けで行われます。さらにリスニングは4つのパート、リーディングは3つのパートに分かれています。苦戦したのが、リスニングのパート2(短い会話)と、リーディングのパート7(長文読解)。
リスニングのパート2は、前提となるシーン(場面)抜きに、短い英語の質問が次々に連打されるので、考える時間はなく、反射的に回答を打ち返していかないといけません。反射神経を要求されるので、加齢と共に困難になると思われました。要は「考えてはだめ」なんです。
それから、リーディングのパート7は、じっくりと読み込む時間があれば、ある程度、こなせたものの、パート5とパート6を終わった時点で、残りが20分くらいになってしまいました。パート7の問題の半分は読むことすらできず、時間切れに。仕方なく、マークシートで、A~Dまで4つある解答欄すべてを、「D」で塗りつぶして終了(25%は正解するはず)。とても悔やまれる結果に。
消化不良の気分のまま、TOEIC会場を後に
今回は「模擬テスト」のつもりで受験したものの、やはり気持ちが悪いです。スコアはどのくらいでしょう? 600点くらいだろうか。700点は取りたいと思っていたのにな……。
英検は自分のレベルにあったグレード(級)を受験するため、故にすべての問題に解答できる余裕がありました。TOEICは、上級者でないと満足できる結果は出せないので、どうも「やった感」が得られない。受験者としては、ここが英検とTOEICの違いですね。
まぁ、百聞は一見に如かず。弱点と今後の課題が発見できたので、よしとしよう。スピード感について行けるよう、引き続き通勤時間にアプリで学習して、来年3月に再度、受験してみようと思っています。
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